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近代五種とは

スポーツの華

近代五種とは、「近代」の「5種類の競技」という意味ですが、その5種類とは、馬術、水泳、フェンシング、コンバインド(射撃、ランニング)を指します。
それでは、近代五種の「近代」とは何か? 近代オリンピックの父・クーベルタン男爵が、近代オリンピックを創設する時、古代アテネオリンピックの五種競技(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)にならい、「近代」オリンピックでの五種競技をと考案・創設したのが近代五種であり、このことから「古代」五種競技に対して「近代」という言葉がつけられています。
正に近代五種は、クーベルタン男爵によって近代オリンピックとともに生み出された競技で、近代オリンピックの精神を体現する競技、その申し子であり、数あるオリンピック競技の中で唯一、国際オリンピック委員会(IOC)から誕生した競技です。
近代五種にはクーベルタン男爵の精神が脈々と流れています。「クーベルタンは自ら豊富なスポーツ経験(ボクシング、フェンシング、乗馬、ボート)を持ち、肉体と精神の調和をめざすギリシア哲学に傾倒していました。彼の夢はこの理想を復活させることでした」(在日フランス大使館ウェブサイトより http://www.ambafrance-jp.org/article3022)とあるように、幾つもの競技をこなし通じた彼の経験と哲学が近代五種に色濃く反映され、近代五種が別名「キング・オブ・スポーツ」と呼ばれている所以といえるでしょう。
「オリンピックで重要なことは、勝つことでなく参加することである。ちょうど、人生で最も重要なのが勝つことではなく努力することであるように」、「人生は闘うがゆえに美しい」など至言を数多く残したクーベルタン男爵のスポーツの中に哲学を見出す精神と姿勢は近代五種にも息づき、この競技を通して、彼はその精神と肉体の調和の実現を期したのでしょう。
近代五種は、ヨーロッパにおいては非常に人気があり、王族・貴族のスポーツとも呼ばれ、クーベルタン男爵にして「スポーツの華」と呼ぶ競技です。日本ではあまり知られていない競技ですが、オリンピックにおいては非常に由緒正しき競技であり、また存在感が非常にある競技でもあります。

ルール説明

国際大会では男女それぞれに個人・団体・リレーの形式がある。オリンピックでは男女共、個人戦のみ。1996年アトランタオリンピック以降、中継を行うテレビ局側と1つの競技場で五種目全て見られたらという観客側の要望などを汲む形で、競技日数が短縮され、全ての競技を1日でこなす形式に変更された。さらに、競技時間の短縮のために、北京オリンピック後の2009年からはランニングと射撃(レーザーピストルを使用)をミックスして行うコンバインド競技に変更された。

フェンシング

エペによる1分間一本勝負の総当たり戦で行います。勝率70パーセンを250点とし、得点が増減します。1勝あたりの得点は、出場人数により試合数が変わるため異なります。

水泳

200メートル自由形。男女共に2分30秒を250点とし、0.33秒1点(1秒3点)得点が増減します。

馬術

貸与馬による障害飛越競技です。騎乗馬は抽選により決定します。12障害15飛越(ダブル、トリプル障害を含む)で行われ、高さは最高で120㌢、300点満点からの減点方式です。

コンバインド

13分20秒を500点とし、フェンシング・水泳・馬術の3種目の合計点を1点=1秒として、上位選手からタイム差でスタートし、射撃とランニングを交互に4回行います。射撃は、レーザーピストルを使用し、的に5回命中させます。射撃の制限タイムは50秒です。ランニングは、ラン800×4回行います。ゴールした順番が最終順位となります。

Understanding Modern Pentathlon(競技紹介)